雷活動経年変化  by TRMM / LIS
1997年に打ち上げられた,Tropical Rainfall Measuring Mission (TRMM)に搭載されている Lightning Imaging Sensor (LIS)は, 現在も観測を継続中で新たなデータが次々と送られています。
そこでこの図では,打ち上げ以降6年間の雷活動の移り変わりを,一ヶ月毎にまとめてみました。
TRMMそのものは低軌道であるため,観測結果にはサンプリング誤差が多く,最低一ヶ月の積分値で無いと科学的に意味のある物理 量として議論することは出来ません。
雷活動の活発な年,比較的低調な年が判ります。ここでは詳細を示しませんが,LIS データがエルニーニョと雷活動の間に興味あ る相関関係にあることを明らかとしました。
このほか,世界中で毎秒 60回以上の雷放電のあることも明らかとされています。
※ 図の上にある数字は,西暦年と月を表しています。